ICSI PROCEDURE EMBRYO IMAGE EMBRYO TRANSFER
ICSIの様子 胎芽の映像 胎芽の輸送
ICSIによる授精を行うために、卵細胞から卵丘複合体を取り除き、その上で卵細胞の成熟度と質をチェックします。成熟した卵細胞のみが受精卵になれるので、このチェックは非常に重要です。ICSIでは。成熟した卵細胞の細胞質に直接単一の精子を注入します。ICSIは以下のどれかに当てはまる場合お勧めされます。
- 男性要因の不妊
- 卵子数の減少
- 高年齢の母体
- 通常の授精によって結果が得られなかった場合
男性不妊治療
パートナー同士、ご両人のチェックを行うことはこの上なく重要です。不妊症状の全体の少なくとも30%から50%は、男性側に要因があるのです。
精液分析
マスターベーションで射精された精液に対して分析を行います。分析前は2日から5日の間、性行為は控えるのがよいでしょう。直前に射精したとか、逆にしばらく射精してないということで誤った結果(精子数が少ない、死んだ精子が多い)が得られることがあります。精液は研究室に運ばれると、様々な項目について分析が行われます。例として、精液の量、精子の数、運動性(動いている精子の割合)、精子形態(精子の形・見た目)などです。テスト項目の詳細は場合によって異なります。テストを繰り返さなければならないケースもあります。
精索静脈瘤
精液分析の結果、異状が見つかった場合泌尿器科医が対応します。泌尿器科医の分析の結果、最もよくあるのが精索静脈瘤です。精索静脈瘤とは、睾丸のまわりの血管が拡張されたもので、これによって睾丸の内部の温度が上昇し、精子生成の過程を邪魔する可能性があります。精索静脈瘤を治すためには、簡単な手術を行います。拡張した血管を結紮(けっさつ)し、睾丸周囲の血流を良くします。
精子の摘出
射精された精液の精子量が少ない、あるいは精子が全くない場合、睾丸や精巣上体から精子を直接取り出すことも出来ます。この施術は泌尿器科医によって行われます。取り出された精子は将来の利用のため冷凍保存することも出来ますし、体外受精のためにすぐに利用することも出来ます。